手作りこそが強みであり、
花火師としての
腕の見せどころです
私たちの花火は、先人から受け継いだ伝統的な方法や材料により
火薬の調合から玉に込めるまで、自分たちの手でつくっています
夜空に上がった時の色や形をイメージしながら一つひとつ手作りすることで
篠原煙火店らしい花火ができると考えています
見上げる皆さんに楽しんでいただけるよう
丁寧につくってまいります
製造工程
画像❶:薬剤の配合
画像❷:星掛作業
画像❸:星の乾燥
画像❹:玉込作業
画像❺:玉張作業
長野県手作り打上花火の歴史
《戦国時代》
長野県手作り打上花火のルーツは、武田信玄が連絡用の狼煙網を完備したことだと伝承されています。長野県における火薬の文化は、1581年に織田信長が伊那谷を攻め入る際に狼煙を使用したのが始まりといわれています。
《江戸時代》
1712年に飯田市今宮郊戸神社で奉納花火が始まり、この頃から県内の神社の祭事に奉納花火が催されることとなりました。北信地域では1824年、長野市安茂里の犀川神社で奉納花火が始まりました。
《昭和初期》
長野市の青木儀作氏が煙火玉に芯入を二重にした八重芯菊花火を国内で初めて開発・完成させ、長野県独自の煙火として、全国的に有名になりました。
《平成》
1998年の長野冬季五輪大会閉会式では、長野県花火組合により花火打上げを行いました。2019年(平成31年)3月22日、『長野県指定伝統的工芸品』として指定されました。
《現在》
江戸時代から使用している硝酸カリウム、松灰、麻灰や、第二次大戦後から使用している過塩素酸カリウムも原材料として、手作りで打ち上げ花火を製造し、県内各地で催される多くの花火大会にて打ち上げられています。
長野県指定伝統的工芸品
に指定されました
「長野県手作り打上花火」は、2019年(平成31年)3月22日に「長野県指定伝統的工芸品」として指定されました。
「伝統的工芸品」とは、日常生活の中で古くから使われてきた工芸品であり、今もなお伝統的な原材料を使い、伝統的な技術・技法により、手工業的に製造されている工芸品を指します。